2026/02/18 19:47

新作「気品」は私にとって、かなり久し振りに制作したペインティングです。

昨年の1月に実家に顔を出した際に、以前使っていたアクリル絵具やイーゼルを見つけ、何となくペインティングもまたやりたいなと思ったのが制作のきっかけです。


ペン画制作時に感じる色を使う事に対する苦手意識の緩和が出来たらなと思い、アクリル画を描いてみたのですが、画材が違う為、ペン画制作時とは別の思考回路で作品が制作出来て、とても良い息抜きになりました。


今回の新作「気品」は、以前ペン画として制作した「貴女へ」という作品と敢えて似たような構図にしています。

同じような構図とモチーフの作品を別の画材で描く事でどのような見え方の違いや、制作プロセスの違いを辿るのか体験したいなと思ったからです。


ペン画制作の場合、描写が気に入らないなと思っても、描いた箇所の修正が難しいので、基本的には修正無しの一発勝負のような感じで描き進めているのに対して、アクリル画の場合は描写が気に入らない箇所は不透明の絵具で上から何度でも描き変える事が可能なので、結構じっくりとモチーフを描き進める事が出来ました。


また、ペン画制作時は私の場合は紙の白さを残す所や黒の比重を意識しつつ、ペンでひたすら描いていく一方なのですが、アクリル画の場合は不透明の絵具で描いた後に透明色の絵具をかけてみようなど、絵具の重なりの事をあれやこれやと考えるので、結果的に画面とのやり取りがペン画よりも多い気がしました。(※その分、制作時間もかなり長くなっています。)


画材の違いによる完成時の画面の様子や制作プロセスの違いが楽しく、自分にとって良い刺激になるなと感じたので、今後もペン画制作の合間にアクリル画の制作を挟んでいければと思っています。



↓2024年に制作したペン画「貴女へ」


↓新作アクリル画「気品」